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【助太刀いたす!】疲労が取れる風呂の入り方は? 40度で20分間/「額に汗」目安

2012年02月22日 15:32
 ●疲労が取れる風呂の入り方は?
 
 寒い日が続き、お風呂に入るのが楽しみです。どれくらいの温度で何分くらい湯舟に漬かると、体が温まって疲れが取れますか。お風呂の正しい入り方を教えてください。

 ●40度で20分間/「額に汗」目安

 まずは「お風呂の達人」(草思社、1260円)という本を見つけたので、著者に会ってみた。入浴剤販売大手・バスクリンで広報を担当する石川泰弘さん(49)。長年携わってきた入浴剤研究を基に、お風呂の入り方を解説した本だ。

 ◆目的別に変える

湯温計で測り適温の湯船に漬かろう
湯温計で測り適温の湯船に漬かろう
 「お風呂で大切な要素は湯温、湯量、入浴時間。この三つを目的に応じて変えてみて」と石川さん。

 例えば、疲れにくい体をつくりたい場合、湯温は40度、湯量は肩までどっぷり漬かる程度、時間は20分が適切だそうだ。

 入浴すると、体に与えられる熱の刺激がヒートショックプロテインというタンパク質を作り出し、体内の傷んだ細胞を修復する。このタンパク質は「42度で5分」より「40度で20分」の方が増えやすく、体温を上げる効果があるという。

 肩凝りには「41度で10分」の全身浴をしながら肩を上げ下げすると、筋肉がほぐれる。この際、二酸化炭素と硫酸マグネシウムを含んだ入浴剤を使うと血流が促進し、より効果的。石川さんは「額に汗が出るまでをサインとして、入浴方法を変えながら楽しんでみて」と指南してくれた。

 ◆急な温度差注意

 安全面も気を付けたい。厚生労働省の2010年度調査によると、家庭内で4340人が不慮の事故で溺死しているという。このうち9割が65歳以上で、特に高齢者は注意が必要だ。

 そこで、九州大学大学院芸術工学研究院教授の栃原裕さん(62)を訪ねた。室内環境を研究する栃原さんが強調したのが「ヒートショックに気を付けて」。ヒートショックとは、著しい温度差により血圧が激しく変動し、体に大きな負担がかかる状態のことだ。

 特に冬場は、暖房の効いた部屋から寒い脱衣所に移動して服を脱ぐと、血圧が急上昇し、脳出血を起こしやすくなる。さらに熱い湯に漬かると、血管が拡張して血圧が低下し、心筋梗塞などを発症しやすくなるという。循環機能が低下したお年寄りは、ヒートショックを起こしやすい。

 予防するには、脱衣室と浴室も暖める▽入浴前後に水分を摂取する▽飲酒後は入浴しない-などに注意すること。栃原さんは「お年寄りが入浴するときは、家族がこまめに声掛けを」と呼び掛けていた。

 助太刀、ありがとうございました。

    ×      ×

 ●にゃんポイントメモ

鼻歌を歌ったりする人形「おしゃべりトロリン」
鼻歌を歌ったりする人形「おしゃべりトロリン」
 ネコ助でござる。実は拙者、お風呂が苦手なのです。入浴を楽しめるグッズがあれば、湯舟に長く漬かっていられるのですが…。そこで福岡市の雑貨館インキューブに足を運んでみました。

 担当の田沼友里子さん(25)によると、iPod(アイポッド)などにつなぐ防水スピーカー、壁がプラネタリウムのようになる照明器具などが人気だそうです。中でも好評なのが「おしゃべりトロリン」(924円)という人形。ウサギやヒヨコなど5種類あって、水に入れるときなどに「とってもポカポカ」「まだ出たくないよー」などとおしゃべりをしたり、鼻歌を歌ったりします。とてもかわいらしいので、拙者も早速、お風呂のお供にしたいでござる。


=2012/02/22付 西日本新聞朝刊=

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